2011年5月5日木曜日

マネジメントのすすめ

昨年から、巷でよく耳にするドラッカー。女子高校生が、ドラッカーの精神のもと、野球部をマネジメントし、甲子園へ…という話は、テレビアニメにまでなる人気小説に。

本来のドラッカーの思想をもとにと考えるのは恐れ多く、またその道の方には叱られてしまうかもしれないのですが、あの「もしドラ」的に、毎日の食事も「マネジメント発想」してみると、多くの人たちを悩ませているマンネリや苦痛から脱出できるかも…と思い、ちょっとシミレーションしてみました。

 まずは、料理をするときに誰のために作るかを考えてみる。たとえば、家族。その構成は、メタボが気になるガッツリごはんが好きなダーリン、毎日の忙しさにつかれた野菜不足の私、まだ時々遊び食べをしてしまうトホホ2歳児…。

 これらの顧客の心と体が満足する食べ物を客観的に考えてみる。そしてメニューをDDCレシピで構成してみると…。

 メタボダーリンが好きな食べ物のキーワードは「しっかりした味」。ならばポークピカタを通常よりトマトソース多めで作る。低脂肪のヒレ肉に卵の衣をつけてオリーブオイル焼きにしているので、トンカツよりはグッとヘルシー。トマトソースを多めにすることで満足感を。パスタではなくごはんを添えて。ちなみにトマトソースはずばりトマトの濃縮、野菜を凝縮したものなのでたっぷりでも安心です。
 優しい味わいの野菜をたっぷり食べたい私のためには春ポトフを作ろう! あさりの味が効いているからダーリンにもOK。少し多めにこしょうをすれば、パンチが効いた味になるのでさらに◎のはず。
 2歳児には、ピカタとポトフの野菜を食べやすく切って器に盛り、たっぷりトマトソースをかけよう。カレーのようにごはんと一緒に盛りつけて、混ぜて食べさせてもいいかも。ポトフのスープを、具を入れずに少し薄めてマグカップに入れ、飲み物代わりにすると、きっと食べやすいはず…。

 …あくまでも一例ですが、ちょっとおもしろくないですか?  
自分が作る、毎日作る、食事作りが大変、ウーーン ツライ!…とネガティブな気持ちになってしまいそうなとき、視点を変えて、第三者的な目線で、家族を顧客にして、毎日の食事をマネジメントしてみませんか? 

 実行する前に、まずは考えてみるだけでも…。キーワードは、第三者の客観的な目線。意外とおもしろいですよ。(上田淳子)

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