2012年3月30日金曜日

ビストロさわざき まかないごはん編~カルボナーラ

今回は、ひとりごはんで、しかも夜遅くの帰宅。
冷蔵庫を開けるとかたまりベーコンと卵が。
これはもう、これしかない。
これこれと、くどいですが、数少ない得意料理、「カルボナーラ」です。

すみません、早く食べたくて、ボケてしまいました
まかないにしては贅沢ですが、ボリュームがあり、
これだけで満足感があるので一品ですみます。
以前から評判もいいので、かたまりベーコンがある時は、よくつくります。

いろんなつくり方があるようですが、
今日はわたしが長年研究して?たどりついた方法を書いてみます。

パスタのお湯を沸かし始めてから、フライパンにサラダオイルを少し入れ、
中弱火でベーコンをじっくり炒め、
余分な脂をペーパータオルで取り除きます。
にんにく好きなので、途中ににんにくもあわせます。
ベーコンは食べごたえ重視ででっかく切る!
 ボールに卵(全卵1、黄身1)と削ったパルミジャーノ、豆乳
(今回は残念ながら、冷蔵庫に生クリーム、牛乳も無かった)を入れ、
塩、胡椒で味を調えます。
胡椒は後でまたふるので控えめに。

1人分に黄身2個入ってます
パスタ(太めの)を茹ではじめ、茹で汁を大さじ2杯、ボールに加えます。
茹であがった(指定時間より1分位はやくあげます。
ソースとからめる時間も茹でる時間に入れるつもりで)
パスタをボールに入れ、ソースと合わせます。
ソースが冷めるとかたまりやすいので、
ボールをパスタを茹でていた鍋の上に乗せ、余熱で温めます。

このひと手間でとろみが出るんです
じっくり焼いたベーコンを加えて皿に盛り、
胡椒をたっぷりかけて出来上がり。
所要時間30分。

私は、これに軽めの赤を合わせるのが好き。今回はモンテプルチアーノ。


イタリア中南部で広く作られている、
親しみやすいミディアムボディの赤ワイン。
程よい酸味、果実味が心地いいですね。
少し冷やして、今だと冷蔵庫で30分強冷やすくらいですか。12度位。
生卵と、パルミジャーノの濃いソースと合うんだなあ。

 うーん満足。
今回も疲れた体と、ぺったんこのおなかを癒すことができました。
口福。口福。

シメに食べるときは量少なめにして、さっぱりと刻みパセリをかけてもGOOD
(澤崎信孝)

2012年3月29日木曜日

「お箸のDDC」誕生秘話

こんばんは。少しだけリニューアルしたDDCサイトと
先週から始まった季節のレシピ 春、いかがでしょうか。


「2年目には和とアジアをやろう!」ということになったときに
どんなメニュー構成にするか、ネーミングにするか、みんなで話し合いました。
そこはやっぱりお酒好きチーム(笑)、
料理屋さんや居酒屋さんで頼むみたいな感じで
「とりあえずの一品→軽いおつまみ→がっつり料理→締めのご飯か麺、汁物」
という構成にしたいという話になり、そのリクエストを上田シェフに伝え、
開発していただいたのが、発表しているメニューです。
ネーミングについては、
フレンチビストロじゃなくて和食だから、ビストロジャパニーズ?
和食のDDC?など、いろいろ出ましたが、
何となくピンと来てみんなが呼ぶようになったのが
「お箸のDDC」という通称です。
とても気に入っています。なんか、いいでしょ。

小山さんは、昨年のフレンチDDCのスタイリングとは少し違う、
かといって純和風にならず、軽やかでコンテンポラリーな和、
というイメージをつくるよう努めてくださっています。
これは、昨年のSeasonal Recipes Early Springの撮影時、
ナイフフォークに合わせて使った器たちです。


そしてこちらは、今の「」の撮影、お箸と合わせる器として使った器たち。
春らしいきれいな色が出てくるのは共通ですが、
なんとなく、変形の器や、マットな質感の器が多いような。


冒頭の写真は今日の更新メニュー。
「とりあえずの一品」のカテゴリーですね。
小さな器にちょこっと盛って、 最初の一杯とともに。

引き続き、お楽しみいただければ幸いです。

(田村敦子)

2012年3月27日火曜日

誰かのために、誰かと一緒に


娘の部活の合宿があり、昼食作りに行ってきました。
メニューはハヤシライスとサラダなど。
60人分という経験のない量でしたが、皆で作ればあっという間。
初対面の方も多い中、給食室が出来るのではと思うほど、
母親達の見事な連携プレイでした。
こうやって皆さん、毎日の食事を家族にテキパキと作っているのだな~と
妙に感動してしまいました。
玉ねぎのむき方、ゆで卵のむき方など、
自分なりの小さな合理的方法を持っていたりして、
手元を見ていて、楽しくなりました。

おしゃべりしながら、誰かと料理をするって楽しいですよね。
キャンプが良い例。
お酒片手につまみ食いをしながら、いろんな話をしながら、
ゆっくりと食事の準備をする、あの時間の流れがとても好きです。


そうそう、
「いただきます」の挨拶の後、子供たちにおかわりがあることを伝えると、
一斉に席を立ったのが女子!
食べる前に増量するため並びだし、倍の盛りに。
男子はというと、のんびり食べています。
食べ終わった後のおかわり率も少なめ。

やはり女子はたくましい!ですね。

(小山佳子)

2012年3月26日月曜日

15歳のバースデイケーキ


  26日は息子達の誕生日でした。
 色々大変なことはあり、まだまだ発展途上ですが、
 何とか15年子育てを続けることができました。

 ということで、ケーキを買いました。
 クリスマスは作ることが多いケーキですが、
 年に一回ぐらいは、誰かが誰かのために
 作った物ををいただきたいかなと。

 息子達のお誕生日というのは建前で、
 ちょっとだけ本音は自分へのご褒美。
 当たり前のことと笑われてしまうかもしれないけれど、 
  15年投げ出さずにやったのですから・・・子育てを。

  
今年のケーキはリクエストによりチョコレートのもの。
小さい頃はイチゴ一辺倒だったのに・・
やっぱり嗜好って変わってくるんですね。

 とはいえ、自宅で誕生日のケーキを食べるのも
 あと何回ある事やら・・・
 友達、彼女(できれば・・・ですが・・トホホ)と
 だんだん、離れていくのが当たり前。
 だからこそ、あと数年の子育てを、 
 思いっきり充実した時間となるよう・・・楽しんでみたいですね。
  
 
 そう、息子達が小さかった頃は
 そんな余裕もなかったから・・・こそ、
 あと数年は・・是が非でもたのしむぞ・・
 と言ったところでしょうか・・・。

 (上田淳子)

2012年3月23日金曜日

ワインと女性の関係。

以前、ワインを飲んでる時に、
「このワインに女性を例えると、誰?」と聞かれて
身近な人を思いつくままに挙げていきました。
結構、その例えが腑に落ちたみたいで、ウケたことがあります。

ワインを人に例えると、不思議と女性なんですよね。
男性はウイスキーとか、リキュールのイメージ。

例えば、ボジョレー(ヌーボーでは、ないですよ)。
果実味が豊かで、タンニン、酸もそれほど強くなく、
チョッと冷やして飲むくらいの赤ワインですよね。
フレッシュで、爽やかとかまではいかないけれども、重くなく、軽やか。
春から初夏をイメージします。
ルビー色で透明度のある色合い。スミレやサクランボの香りがする。

どんな人をイメージしますか?
私は、 好奇心があり、フレンドリー。親しみやすく、純粋な人。
スポーツをバリバリやるわけではないけれど健康的。
ナチュラルメイクでショートからセミロング。
20代前半位。朝型。花屋さんで働いている。などなど。


次は、スパークリングワイン。
何と言っても華やかですよね。
特にシャンパンとかは、目出たい席でのイメージが強く、
実際お高めなので、そうそう普段飲めないですしね。

なので、ズバリ、存在が華やかな人。
その人がいるだけで、その場がリッチな、でも派手ではなく、
豊かな満たされた気分にさせる人。
懐が深く、タレントさんではなく、女優さん。

ノンビンテージシャンパン(いわゆるスタンダードなシャンパン。
複数の収穫年のものをブレンドして、
作り手の味を表現した物)だと、30代。
ビンテージシャンパン(収穫年のみを使用し、
その年々の個性を反映させた物。出来の難しい年は作られないことも)や
プレステージシャンパン(作り手の最上級の物。
ビンテージとノンビンテージ、どちらもあります)だと40代半ば以降。
やはり年を経た方が、深みも複雑味も増すのです。

どうでしょうか。
葡萄品種、収穫年、産地、作り手まで考えると、
もう無数の組み合わせができます。

ワインを飲む時に、誰かを思い浮かべてみて下さい。
また、ワインの楽しみが増えますよ。

(澤崎信孝)

2012年3月22日木曜日

サイトリニューアル&「季節のレシピ 春」スタートします

こんばんは。再び編集担当の田村です。
先程無事、サイトリニューアルが完了しました。
以下、会員の方にお送りしたお知らせメールと重複した内容ですが、
リニューアル内容について、少しご説明をさせていただきます。


リニューアル&メンテナンスのため3週間お待ちいただいた会員の皆さん、
この準備期間中に新たにメンバーに加わってくださった皆さん、

大変お待たせいたしました。
今週からまた、春のメニューのレシピ更新を再開します。
 

変更点は以下の通りです。

Delicious Dining Clubでは今回、少しだけトップページの変更をしました。

もっと読みやすくしてほしい、というご要望にこたえ、
タイトルすぐ下のナビゲーションバーを日本語表記に変更。
ここには、お料理関係のコンテンツを並べました。

●これまでの「Seasonal Recipes」はナビゲーションバー上では
「季節のレシピ」という名前に変更になっています。
その隣のアイコンの、ナイフフォークマークのほうは、
昨年2月のウェブサイトスタート時より毎週1品ずつプラスしてきた、

従来の「Seasonal Recipes」Season 1。
マークが表す通り、ワインに合う、ナイフフォークで食べる

フレンチベースのビストロメニューです。
そして、お椀とお箸マークのほうは、今週から毎週公開予定のSeason 2。
和とアジアをベースにした、お箸で食べるメニューになっております。
今週アップの「季節のレシピ」春のメニュー
トップバッターは、早春の香り、芹を使ったおいしい一品料理です。



●その隣の「クイックレシピ」は従来の「Quick & Easy Recipes」。
「上田シェフならではのアイディアいっぱい・クイックレシピ」を、
改めて充実させていこうと思っています。こちらは不定期更新です。

●続く「おいしいBASICS」は、

従来の「Dining Column/おいしいBASICS」。
コラム形式で、ていねいなおいしさをつくり出すための

コツを伝授する、不定期更新のコーナーです。

「ゲストシェフ」も不定期更新、

今年もまた新たなゲストが登場しますので、どうぞお楽しみに。

●ナビゲーションバー右端の「スペシャルレシピ」は、
コンテンツダウンロードサービス「DDC Online Library & Market」へのリンク。
おすすめ情報やアイテムを、ご希望の方にお届けするシステムです。
まだコンテンツは少ないのですが、今後、DDCチームイチオシの特別レシピを
テーマ編集し、随時アップしていきます。

●新コンテンツ「紅茶とお菓子」「ワインと料理」は、ただいま準備中です。
今後はスイーツやワインの話もご紹介していきますので、ご期待ください。




●ブログ、facebook、twitterへのリンクは、

お知らせ欄の隣にまとめてマークで表示しました。
お気づきかもしれませんが、ブログについては今週より、

曜日担当を決めてチームメンバーが交代で書いています。
少なくとも週4回更新を目指し、がんばってまいります!
facebookページでも新しいメニューが見られたり、

ときどき上田シェフがつぶやいたり…、
楽しい企画を考えてまいりますので、ぜひこちらもご購読くださいね。
(facebookのアカウントがなくてもご覧になれますよ!)

●「About DDC」「Message」「Members’Voice」「FAQ」はそれぞれ、
「DDCチームの紹介」「DDCからのごあいさつ」「メンバーの声」「よくある質問」
として、画面の一番下にお引越ししました。

以上が、新しいトップページとコンテンツ構成のご説明となります。


これから5月にかけて、装いも新たに

素敵な春メニューをお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!

それでは今シーズンも、DDCをどうぞよろしくお願いいたします。


(田村敦子)

サイトデザインの裏話

こんにちは。編集担当の田村です。

今夜21時、新コーナー「季節のレシピ(和とアジア)」 の公開に伴い、
Delicious Dining Clubのサイトデザインが少しだけ変わります。

本日21時までのデザインです!
最初の頃、「レストランのサイトですか?」とよく言われました。
春夏秋冬の食材とお料理がフラッシュで見られる、
あまり日本語のない(笑)、このトップページ。
とても気に入っていた、この愛着のあるデザインは、
実は偶然見つけた、スウェーデンの音楽グループ
「The Real Group」のサイトを見て
「こういうシンプルでかっこいいイメージがいい!」と
ウェブデザイナーの徳永さんにお願いしたものでした。

The Real Group。こんな集合ポートレート、素敵ですね。
気に入っているのでがらりとは変えませんが、
ほんの少しだけ、親しみやすい方向に作り直しています。
レシピともども、どうぞお楽しみに!

今日は21時過ぎにもう一度、変更部分のご説明のためにエントリーを書きますね。
それでは後ほど!

(田村敦子)

2012年3月20日火曜日

器を洗う時は

 こんにちは。
 器とスタイリング担当の小山です。 

 
 20年近く使っていたお気に入りのプレートが大きく欠けてしまいました。
 我が家には珍しい柄モノだったけど、出番が多かったな。
 日本に入ってきたばかりのスペイン、サルガデロスのもので、
 白磁に藍色の色使いが日本ぽくもあり、でも個性的な柄で。
 わぁ~とときめいた当時を思い出します。
 
 チップさせた犯人は私。
 余計溜息が出ます。
 実はよくやるんです、洗っている時に。
 金継ぎに出した器もいくつかあります。
 
 あまりモノに執着しない質です。
 でも今回は、出会った時の気持ちがまだリアルに残っていて、
 久しぶりに凹みました。
 
 自戒を込めて・・・
 「洗う時は器を飛ばすほどの力はいりません」
  
 (小山佳子)

2012年3月19日月曜日

ローストビーフは熱い料理?

こんにちは、上田です。 
今日は、先日のビストロさわざき第3回のローストビーフの件。


敗因は、やっぱり、焼き上がった肉をオーブンの中で置いていたということ。 
冷めない状態に・・という思いからだったのでしょうが、
実は温かいと、肉を切った際に、やっぱり肉汁は出てしまうんです。

じゃあ・・・と思い出してください。
お店で食べるローストビーフ・・熱々でしょうか? 
実はそんなに熱くないと思うんです。
人肌程度肉汁があふれ出ない程度で、なおかつ脂は固まらない温度。
これくらいのローストビーフを温めたお皿にのせ、
熱くしたグレービーソースをかけるので
ローストビーフは熱いお料理と思ってしまうんです。

澤崎さん・・・次回は熱くするのはお皿とソース! 
ということで。リベンジしてみてくださいね。

(上田淳子) 

2012年3月16日金曜日

ビストロさわざき 本日も口福ナリ 番外編〜ビスコッティ

先日はホワイトデーでしたね。
昔は「マシュマロをお返しに」というキャンペーンがあったような気がしますが、最近は全く聞きませんね。どうなったんでしょうか。

私のお返しは、ビスコッティです。
お酒にも合いそうだし、オシャレだし、そんな理由だったと思います。軽いきっかけでした。


他にお菓子を作ったことはないのですが、何年か前に作ったら評判が良かったので、甘いもののお返しにしています。
今回は、DDCレシピではないので「番外編」ということで。

ココア、チョコ(ビター)、ベイキングパウダー、薄力粉、卵、砂糖、レーズン、アーモンドをボールに入れてまぜます。
今の時期は、乾燥しているので、若干つなぎの卵を多めに入れた方が上手くいく気がします。
棒状にのばしてパウダーシュガーをまぶして、オーブンで焼いたあと、適当な幅に切り、切り口を上にして、表と裏それぞれをさらに焼きます。
そうすることで、水分が抜けて、乾いた、なんと言うんでしょう、極端な例えですが、木琴のような、叩けば、「キン」と音がするような感じに焼き上がります。また、乾燥させると、日持ちもするようになります。





ココア、ビターチョコ、アーモンド、レーズンが入っていることで、ウィスキー、グラッパ、マールなど、ハードリカーにも良く合います。もちろん、コーヒーにも。

勿論、ウチにも作ったのですが、すでにあと2本しか残っていません。
味見で、ほんのちょっとしか食べていないのになあ。


今回は、差し上げた方々にも喜んで頂くことが出来たようです。

あなたも幸せ、私も幸せ。いいですよね。
本日も口福ナリ。ありがとうございました。

(澤崎)

2012年3月15日木曜日

DDC、来週リニューアルオープンです

こんばんは。エディターの田村です。
お久しぶりのご挨拶になってしまい、失礼いたしました。

さて、3月初めからリニューアルのため
レシピ更新をお休みさせていただいているDDCですが、
いよいよ来週、新デザインにて新シーズンをスタートします。


旬の食材を使ったレシピをご紹介しているSeasonal Recipesのコーナー、
シーズン1では、フレンチをベースにしたワインに合う料理をテーマにしてきましたが
シーズン2では、和食をベースにした「お箸で食べるレシピ」をお届けしていきます。


ワインもいいけど、ビール&日本酒もね!という向きにはうれしい、
「居酒屋DDC」的ノリの、簡単でしっかりおいしい和のレシピ。


今週初め、DDCチーム全員で話し合いの機会をもちました。
いろんなことを話し合ったのですが、決めたことのひとつに
「せっかくあるんだから、ブログをもっと頻繁に更新する!」ということがありました。
今後は、曜日担当を決めて、合言葉?の夜9時に合わせて
新しいエントリーをお届けできるように予定を組みましたので、
月、火、木、金の夜、よろしかったらメンバーのお話、読んでくださいね。

それでは、来週木曜夜9時スタート、「お箸のDDC」 どうぞお楽しみに!

(田村敦子)

2012年3月10日土曜日

料理の力


寒い冬にやっと終止符。春がそこまでやってきていますね。

いろいろ大変な1年でした。いろんな事を考えた1年でもありました。
でも、普通にできることの大切さも、その幸せも本当に心に染みた1年だったように思います。 
面倒なご飯作りも、食べてくれる人がいるからこそ。
同じ釜の飯を食べる人がいるから、そのご飯がおいしいということ。


うちめし・・そんな言葉もよく耳にしましたね。
外食ではなく、家でのご飯・・一昔前まではそれが当たり前の姿だったのに、
今では特別な言葉で表現されるのもまた、皮肉なもの。

東京では、常にあふれるように並んでいた食べ物が
スーパーの棚から一気に消えた姿も目の当たりに。
でも、思うんです。今までがぬくぬくと温室だったということ。


自分の食べることは自分で責任を持つ。
家族の食べるものをその家の食卓を担う人間が守る。
他人に任せっきりでは、いざというとき困るということ・・
身にしみた1年でもありました。


 あっという間に、食情報が氾濫し、
デパ地下、駅ナカとグルメが当たり前という姿が戻ってきておりますが・・・
あのとき考えたこと。少し思い出して襟を正したいですね。


おいしい料理は元気の源・・それを作れるということは、
元気を生み出せるパワーを持っているということ・・・。
 これからも、心と体を元気にする食事、大切にしていきたいですね。 

食べ方=生き方 という言葉が頭をよぎりました。  


これからも、作る人も食べる人も元気になれるように・・と
心を込めて料理提案をしていきたいと思っています。 

どうぞよろしくお願いいたします。

(上田淳子)