寒い冬にやっと終止符。春がそこまでやってきていますね。
いろいろ大変な1年でした。いろんな事を考えた1年でもありました。
でも、普通にできることの大切さも、その幸せも本当に心に染みた1年だったように思います。
面倒なご飯作りも、食べてくれる人がいるからこそ。
同じ釜の飯を食べる人がいるから、そのご飯がおいしいということ。
うちめし・・そんな言葉もよく耳にしましたね。
外食ではなく、家でのご飯・・一昔前まではそれが当たり前の姿だったのに、
今では特別な言葉で表現されるのもまた、皮肉なもの。
東京では、常にあふれるように並んでいた食べ物が
スーパーの棚から一気に消えた姿も目の当たりに。
でも、思うんです。今までがぬくぬくと温室だったということ。
自分の食べることは自分で責任を持つ。
家族の食べるものをその家の食卓を担う人間が守る。
他人に任せっきりでは、いざというとき困るということ・・
身にしみた1年でもありました。
あっという間に、食情報が氾濫し、
デパ地下、駅ナカとグルメが当たり前という姿が戻ってきておりますが・・・
あのとき考えたこと。少し思い出して襟を正したいですね。
おいしい料理は元気の源・・それを作れるということは、
元気を生み出せるパワーを持っているということ・・・。
これからも、心と体を元気にする食事、大切にしていきたいですね。
食べ方=生き方 という言葉が頭をよぎりました。
これからも、作る人も食べる人も元気になれるように・・と
心を込めて料理提案をしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
(上田淳子)
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