2011年8月19日金曜日

白ワインのサングリア

   週末、知人が我が家に集まりました。暑い盛りだからと、たっぷりの柑橘類とジューサーを持参という客人にみんなは大喜び、まずはフレッシュジュースでアペリティフということになりました。

   もちろん、お好きな方は、ウオッカなどを入れて、お好みのカクテルにということで、暑さも吹き飛ぶ柑橘パワーにみんなで大満足だったのは言うまでもありません。
 
    そんな、アペリティフの後、ジューサーの横にはと言うと・・10人近いメンバーが飲んだフルーツの皮の山。絞りきれない実が少し残ってたりして・・少しもったいないな・・と思っていたら、メンバーの一人が「安いワインと、大きなピッチャーありませんか?」と言う声とともに、皮から実の残った部分を手で外し始めました。一同「キョトン!」 としている中、せっせと外される、オレンジ、グレープフルーツの実は、ピッチャーの中へ、仕上げにライムもプラスして、白ワインをたっぷり注ぎ・・。そう、彼が思いついたのは、サングリア。 

    写真の白ワインのもの以外に、もう一つ、シナモンとクローブを効かせた赤ワインバージョンも制作。かくして、そのまま「さよなら」するはずの柑橘たちは、ワインとともに1時間ほど寝かされ、別なる姿で宴に再度登場。

   輪切りのオレンジやレモンを数枚入れただけのものとも、ジュースを混ぜただけのものとも全く違う、フルーツのうまみがじわりとしみ出たサングリアは、もちろんとびきりのお味。美味しいものって、お金だけでは手に入らない、こんなちょっとしたアイディアとセンスから生まれるんだなと・・一同しみじみ。

  この日のサングリアにはそんなすてきなエッセンスが詰まっていました。
(上田淳子)

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