今日より明日、明日より明後日が

3月11日午後、未曾有の大惨事が私達の国を襲い、大切な同胞と街と暮らしを奪い去りました。
本当に、何ということが起こったのでしょう。

ここを読んでくださっている皆さんの中には、まだご家族やご友人と連絡が取れていなくて、つらく不安な日々をお送りの方もいらっしゃるかもしれません。

我々DDC Teamは、これからも皆さんにレシピをお届けしていくことや、活動していくことの意味を今、深く受けとめ直しています。

今日はチームメンバーが1人ずつ、メッセージをしたためました。うまく伝えきれていないところもあるかもしれませんが、現在の率直な気持ちです。お読みいただければ、幸いです。

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本当に、本当に大変な地震でした。

大きな揺れを感じた東京。でもそれどころではない被災地。

地震と、それによって生まれた津波がこれほどまでの惨事を引き起こすなんて。

身の置き所もないほどの悲しみに、どうしていいかわからない状態です。

神戸で生まれ、育った我が身としては、あの街が辛い思いをしたのを思い出します。

あのときよりも広域な多大な災害規模。でも、皆様の力で、少しずつでもよい方向へ進んでいくことを願っております。

今日より明日、明日より明後日が、皆様にとって少しずつでも良い日となっていきますように。

（上田淳子）

みなさま、お元気ですか。

大変な地震でした。

東京は大したことはありませんでしたが、初めての尋常ではない揺れに本当に恐怖を感じました。

あまりにも広域で甚大、被災地の状況には言葉を失います。

これ以上の災害が起こりませんように。

心から祈るばかりです。

 （小山佳子）

私が勤める東京都心の社屋も倒れんばかりに揺れました。

その後、５時間くらいかけて歩いて帰宅した際、道は人で溢れていましたが、人々はそれほど緊迫している感じでもなく、むしろ和気あいあいとしていました。不謹慎ですが、なんだか、花火を見た帰り道のように。

しかし、帰ってテレビを見ると、東北地方のあの惨状。

５時間ばかり歩いただけで、疲れたなんて、とても言えません。

自分が住んでいた町が、一瞬で存在しなくなり、またその町に住んでいた親族、隣人、友達など、所在がつかめない人が、一万人以上もいるなんて。絶句。

とてもこの日本に起こった出来事とは思えず、言うべき言葉も浮かびません。

 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

そして、今自分にできることは何かと、自問しています。

（澤崎信孝）

被災地の方々のことを思うと言葉もありません。
どんなに恐ろしく、つらく、くやしい思いだったでしょう。
食糧不足に悩む地域が続出し、停電や余震の心配も、これから起こりうる不測の事態への不安もあるこんなときに、お料理なんて…今は、そう思われる方がいらしても当然だと思います。
でも、つらいことがあったときの誰かの笑顔のように、こういうときに触れ、味わう音楽や絵や料理には、特別な力があると思うのです。 

そのために、少しでも役に立てることを、考えていきたいと思っています。 
一日も早く穏やかな日々が、皆さんに戻りますことを。
（田村敦子）