2012年1月24日火曜日

適温と焼き時間のお話

澤崎さん・・やりますね!
これからもどんどんよろしくお願いします。
ところで、焼き時間の話を少し・・・

ラムは冷蔵庫から出していましたか? 
それから、ちょっとしたことなのですが、
澤崎さんの使ったお肉は、側面に多めの脂がついていませんか?
DDCで撮影したものは、このように、脂が薄い状態でした。
実はこの脂がくせ者で、フライパンで焼くときに
しっかり断熱材となって、熱が肉部分まで届きにくいのです。
逆に脂が熱くなってしまえば、それは熱媒体に・・
思っている以上に火が入りやすいのも事実です。

ちなみに冷蔵庫の話に戻りますが・・
このところ寒い日が続くので、冷蔵庫から早めに出しておいても、
肉がなかなか常温に戻らず
結局冷蔵庫から出した状態と変わらないことになることも。
なので、通常の時間を焼いても、
中心まで熱が伝わりにくく、レア状態・・・と言うことが。

まだまだ寒い日、東京は今朝は雪景色・・・・
実は、気温によっても、
いろいろ味わい料理の出来具合が変わってくる。
あまり寒い日は、通常より早めに、暖房の効いた部屋に出す、
焼き時間を長めにするなど・・・
少し肉や気温と相談しながら作ると、お好みに仕上がりますよ!
                                                                                                                                                                                          
たとえば、ワインも同じ。 白ワインを適温に冷やしていても、
夏は戸棚から出したグラスが、気温と同じ温度だったら
あっという間にワインの温度は上昇。
逆に、冬は戸棚の中でもグラスは冷える・・。
せっかくの赤ワインがグラスの中で冷えて、渋み全開の一杯に・・。
ちょっとしたことだけれど、真夏と真冬は結構こんなところで、 
完璧においしいに近づけないハードルがあるのかも。

春、秋の適温を基準に・・素材と相談して、
おいしいもの作ってくださいね。

(上田淳子)

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