2012年4月14日土曜日

ビストロさわざき 本日も口福ナリ その4〜アスパラガスのフリカッセ

久しぶりの本編です。
近所のスーパーに買い物に行くと、
美味しそうな、空豆とアスパラが安くなっていました。
春ですね。旬のものが美味しく、
安くなっているので嬉しくなっちゃいます。
ということで、今回は「アスパラガスのフリカッセ」

DDC季節のレシピ Springになります。
アスパラの下の堅い部分をピーラーで薄く剥きます。
塩をひとつまみ入れた熱湯で、空豆をサッと茹でます。
塊ベーコンをスライスします。
肉食なので、食べ応えがあるように、厚めに1cmに。
バターを弱めの中火にかけて溶かし、
にんにく、タマネギ、ベーコンを焦がさないように炒めます。
小タマネギは手に入らなかったので、
タマネギのみじん切りを多めに入れました。
アスパラガスと水を加え、アスパラガスに火が通るまで煮て、
空豆を加え、塩、胡椒で味をととのえます。
仕上げにオリーブオイルをたらして出来上がり。

今回は特に問題なくスムースにいきました。
出来上がりも、空豆とアスパラガスの春らしい、苦みのある甘さ、
アスパラガスのシャキッとした食感、も楽しめました。
ただ、小タマネギがあったほうが、見た目にボリュームがでて、
食感もシャキシャキ、プラスアルファがあったのかなと。

春野菜のほろ苦さとタマネギの甘さがグッド。
塊ベーコンのボリュームでメンズも満足。
仕上げにたらすオリーブオイルの香りがまた、食欲をそそります。
ワインはイタリア北部、ヴェネト(ヴェネツィアが州都)のソアヴェ。
引き締まった酸とミネラルが春野菜にはぴったり。
あと、フランスのロワール地方のサンセールや
トゥーレーヌのソーヴィニヨン・ブラン種で作られた白ワインも
春野菜に似た苦みやミネラルを感じさせてとても合うと思います。
ぜひ、お試しを! 我がビストロの春の定番ワインです。

春はいいですね。食べ物も若々しく、
それ故のほろ苦さ、甘さ、などの初々しさがあって。
それを美味しく頂くなんて、贅沢で幸せなことですね。
本日も口福ナリ。ありがとうございました。

(澤崎信孝)

2012年4月12日木曜日

めでたい春に、鯛のメニュー

新年度、新入学、新学期。
桜が咲いて、あちこちでみんなが
新しいいろんなスタートを切る、4月という月。
なんとなくわくわくする、うれしくておめでたいことが続く季節ですね。

「おめでたい」から連想したわけでもないのですが、
鯛って大好きな素材です。

脂がのっておいしい冬にはカルパッチョ、
または昆布締めにして、わさびと日本酒と一緒に。
春になったら、かりっとポワレに、それから鯛めしに。
夏にはアクアパッツァや、ハーブパン粉と一緒にオーブン焼きに。

実はDDCメニューにも、
鯛の登場回数が若干多いこと、お気づきでしたか?





そして今週アップの、


 (まだウェブサイトには登場していないレシピもたくさんあるのですが、
その中には、絶品の鯛ピラフもあります。
これ、信じられないくらいおいしいんですよ…いつかね)

今回の「ごま油ジューッとかけ」は、
野菜などにはときどきやっていたけれど
お刺身に…というのが新鮮でした。
せん切りの香味野菜と、かりかりのにんにくスライスと、
香り高いごま油で食べる鯛のお刺身。たまらないです。
色も春らしくて素敵ですよね。

春、特に桜が咲いた後の、
どんどん暖かくなっていく、初夏にかけての季節が大好きです。

さあ、食欲も元気もモリモリの季節がやってきました!

(田村敦子)


2012年4月10日火曜日

好きな色の花に思うこと


先週、青山にあるフローリスト、 
ル・ベスベさんの15周年オープンハウスに出かけてきました。
20年以上前から、オーナーの高橋さん、松浦さんにはお世話になっており、
私にとっても嬉しいお祝いの日でした。
いつもと変わらず生き生きとした花々が迎えてくれました。


撮影ではテーマに合わせて、様々な種類の花を購入しますが、
自分の好みの色といえば、
以前はアイボリーからグリーン系のナチュラルなものばかりでした。
でも今は、深みのあるエンジやパープルの個性の強い花も好きになりました。


年を重ねると、仕事を続けていると、
身体の衰えとは逆に、そうやって許容範囲が
どんどん広がっていく実感があります。
食べるものも、身に付けるものも、見るものも私は広がりました。
充分にいい大人ですが、大人になるというのは良いことですね。

オープンハウスの日は、ミモザを買って帰りました。
中学生の時に好きだった黄色に再燃中で、
昔買った黄色いショールやセーターを取り出して、
早春気分を満喫しています。

(小山佳子)

2012年4月9日月曜日

春、満開

 春爛漫のここ数日、東京は桜が満開。
 先週の嵐の際はまだつぼみだったので、
 大きな被害も免れ、週末は、まさに花見日和となりました。

 日本の春は、梅、桃、桜とピンク色の花から始まりますよね。
 私が以前働いていたフランス、スイスは、黄色から始まります。
 レンギョウ、ミモザ、菜の花、クロッカス・・・・
 黄色い花が一面に咲きほこり、
 新芽が出始めるこの季節は、それはそれで圧巻。
 イースターの季節と重なり、休暇も・・と寒く長かった冬が終わり、
 春が来る嬉しさに多くの人々が幸せを感じる時でもあります。
 
 どの国も春が来る嬉しさは同じのよう・・・
 でもこと花見「花を愛でてお酒を楽しむ。桜の下でお弁当を広げる」
 となると・・これって日本ならではなのでは。


 ちょっと調べてみると、その始まりは、奈良時代あたり。
 当時の貴族が楽しんだのが起源とか・・
 その後、都が京都に移り・・・・
 時を経て秀吉の時代に歴史的な規模の花見が開かれ・・・
 ちなみに庶民の楽しみとして定着したのは、江戸時代だとか・・・
  
日本では毎年、長きにわたって続けられてきたお花見。
満開の桜を見ながら・・これからもずっと平和に、
桜を愛でることのできる春が訪れるようにと思った週末でした。

(上田淳子)

2012年4月7日土曜日

「どんなワインが好きですか?」


ワインは何がお好きですか?
赤ワイン、白ワイン?
辛口、甘口?
軽め、重め。などなど。
時々、聞かれる事がありますし、こちらが聞く時もあります。

基本的に、どんなタイプも私は好きです。
それは、ワインは食中酒なので、食事に合わせて変わるので、
食事に合えば、どんなタイプでも美味しいからです。


先日、若い人と飲んでいる時に(5種類飲んだのですが)
「濃い赤ワインが、一番好き」と言われました。
私もかつてそうだったことを思い出しました。
一番飲みごたえがありますからね。
当時は、軽いものを飲み足りなく感じて、
気持ちの中で、低くみているところがありました。


でもある時、好きなワインの味が濃すぎて、
食事に合わず、ワインが浮いていることに気付いたのです。

レストランではなく、ウチメシなので、
そんなにしっかりしたものは作れません。
それからは、食事を引き立てる、お互いを引き立てるものへと
ワインの選び方が変わりました。
その結果、ワインの守備範囲も拡がりましたね。
(それまでは、有名なアメリカのワイン専門家の評価が
自分の価値基準でした。)


最近は、近所の信頼の置けるお店で、
食事の事を話して相談して、ワインを選ぶ事が多いです。
また、レストランで、食前酒を飲みながら、
食事と、ワインのマリアージュをあれこれ考えるのが、至福のひと時です。

(澤崎信孝)

2012年4月5日木曜日

そら豆LOVE

そら豆。空豆、蚕豆、天豆とも書きます。
英語でbroad beans、フランス語でfèves、イタリア語でfava。
大好物のそら豆がたくさん出てくる季節は、うれしい限り。

ゆでて塩をつけておつまみにするのはもちろん、
ベーコンや小玉ねぎとスープ煮にしたり、
生クリームを混ぜた卵液にそら豆を入れてスフレにしたり、


肉の付け合わせに、オリーブオイルと塩で味つけした
マッシュポテトならぬマッシュそら豆にしたり、


そら豆と玉ねぎと生クリームをソースにして、
炒めた生ハムをのせたパスタを作ったり。

 

でも、このうえないシンプルな方法を知ってしまったので、
これからは、スフレとか作らなくなっちゃうかも。

今週更新のレシピは、
あまりにもシンプルな、でもおいしいそら豆の食べ方。


ゆでるだけじゃなくて、揚げたり黒焼きにしたりすると
味が微妙に変わって、

合うワインも、揚げると軽めの赤、
さやごと蒸し焼きにするとほろ苦い白、というのもおもしろいですよね。

まずは、この時期になると不思議と飲みたくなるロワールの白、
サンセールやプイィ・フュメなどとともに、楽しんでみたいです。

(田村敦子)

2012年4月3日火曜日

春休みの旅


台北に行ってきました。
2度目ですが、前回は仕事。
今回は家族旅行でしたので、
娘サービスののんびりミーハーな旅となりました。

親子で宮崎駿作品好きなので、
「千と千尋の神隠し」のイメージソースとなったと
言われている街に出かけたり、
(ものすごい観光地でした!)
占いを体験したり。
(コンタクトより、メガネをかけた方がより良い、
と言われました、、、ふふふ)


後はもう食べてばかりだったような~。
「おいしいね~」
「おいしいね!」
家族のおいしいそうな顔を見て、
ますますビール&紹興酒が進んでしまった小山です。


ごちそうさまでした。

(小山佳子)