2012年6月11日月曜日

日本とフランス、そして世界へ

以下は、フランスに住む友人がFBに上げたメッセージです。

6月30日にサンセールで東北地方太平洋沖地震の復興応援イベン​トをさせて頂ける事になりました。
食とワインを通じて日本とフランスが絆を深めて、ささやかでも復​興のお役に立てる何かを始められたらと思い続けて来た事です。
しかしながら、幾ら思いを巡らせた所で、人間一人では何も出来ま​せん。
一つ一つの思いつきが、形となって実現出来るまでに至ったのは本​当にたくさんの方々の善意と行動力と熱い思いの結びつきだと心か​ら実感しています。
このイベントはサンセールの人達の日本びいきの温かい思いやりと​、時差と戦いつつ、計画を懸命に練って下さり、このためだけに駆​けつけて下さる上田淳子さんを筆頭に日本の心強い味方の友人達が​力を貸して下さったからこそ可能になったのです。
皆で力を合わせてサンセールからの温かい心が日本にきちんと届く​ように、しっかり頑張ります。
詳細はまたあらためてご報告させて頂きますが
サンセールのワイン関係者のマダム達を中心に「和食とワインを楽​しむ夕べ」というこのイベントを最初のステップとして、得られる​収益金をワインボトルの特別マカロン(ボトルに貼る小さなステッ​カー)を作成し生産者の賛同を得て彼らのワインに貼ってもらいま​す。
そのワインたちは、フランスから日本(だけではなく世界に繋がっ​て行くよう)に2011年ヴィンテージから出荷される予定です。
ワインを手にした人達が、東北で今も困難と戦う人達の事を思うひ​とつのきっかけになれば幸いです。
復興にはお金の支援も非常に大切です。
が、同時に日本人に取って心の支援の大切さも、フランス人は配慮​したいと思っているのです。
「私たちはあなたの事を忘れません。」
遠い異国からでも、思い続けています。
そういうメッセージを込めたイベントで、
フランスから今後も出来る範囲で精一杯、皆と力を合わせてこれか​らも毎年続けさせていただく予定です。

そして・・・・
私は今このイベントに向かって、
現地で用意するお料理レシピの最終仕上げをして​おります。
特別な会席料理でもなければ、
日本人にとって​も、難しい凝った和食ではなく、
日頃、私たちが、サンセ​ールワインと一緒にいただいて、
「本当においしいな! ​ワインとよく合うな!」 と思う、
そんな言葉がふっと出​てきてしまう・・・・
日本の味を多くご紹介できたらと。
まさしくDDCのお箸メニュー。​
そして、和食に興味を持つフランス人の方々にも、
気軽に​再現できるように・・・
現地調達の材料でレシピも含めて​、お伝えすることを大切に  
と思っております。
そして​、何よりこの小さな、イベントが 
大きな思いとなって世​界中に届くことを・・・願って。 
また 追々 報告をい​たします。

(上田淳子)

2012年6月9日土曜日

5月12日のイベント動画、第一弾アップしました。


先月12日に、ル・クルーゼさんのキッチンスタジオをお借りして行った、
イベントの動画が出来ました。
第一弾で、これからも随時、続編をアップする予定です。


上田シェフのトーク、冴えています。
テレビにもよく出演されているし、料理教室等で話し慣れているとはいえ、流石です。
見ている人を飽きさせないトーク 、必見です。
勿論、目からウロコの料理のポイントも
わかりやすく説明して下さっています。

人前で話すことの苦手な私は、レンズ越しに、
羨望のまなざしで見ていました。
ともかく、百聞は一見にしかず、ご覧になって下さい。
(澤崎信孝)

2012年6月7日木曜日

旬の素材を

旬の素材を家で簡単に楽しく料理して、
ワインと一緒に「いただきます!」 
身につけたら一生の宝物になる、とびきりおいしいレシピ満載。 
食いしん坊と飲み助のための、会員制クッキングサイトです。

↑これは、Delicious Dining Clubと検索すると出てくる
DDCのキャッチフレーズ。
スタート当初からの、大切なコンセプトのひとつでもあります。

旬の素材、季節ごとのおいしいものを感謝しながら食べるのは
今を生きている、という感じがしてとても素敵ですね。 

そんな思いを込めて、お料理写真と一緒に毎回、
旬の野菜や果物の写真を撮り続けてきました。

さて6月。
芹や筍、菜の花にアスパラにスナップえんどう…の春を過ぎて
これからおいしくなるのは、こんな野菜たち。


来週から更新をスタートする、DDC流・日本の夏レシピ。
こんな素材たちが、おいしいお料理になって登場します。

どうぞお楽しみに!

(田村敦子)

2012年6月6日水曜日

器作りの仕事


スタイリストを続けていると、
モノ作りの機会に恵まれることがあります。

いくつか参加しましたが、ずっと続いているのが器の仕事。
長崎県波佐見にある堀江陶器と作っている
h+」(エイチ・プラス)というブランドです。
私の師匠から受け継いだ、大切な関わりのある人達と器作りをしています。

毎年一回は波佐見を訪れるのが恒例行事。
窯元などの職人さんの所を回り、
沢山の事を吸収して、器のデザインにつなげています。


全てを自分たちで進めているので、
時間がかかったり、なかなか実現できなかったりと、
大変なこともありますが、
いつものスタイリストの仕事とは違った楽しみがあります。


今年の新作を含めた展示会が今日から始まりました。
プロ向けの国際見本市、ライフスタイル展に毎年参加しています。
昨日ディスプレイに行ってきたのですが、
なんとか形になり、お披露目できるこの日はやはり嬉しいもの。
小さなブランドですが、ゆっくり成長できればと皆思っています。

(小山佳子)

2012年6月4日月曜日

鯛のポワレ 火加減のお話


澤崎さん・・・時には多少、うまくいかないことがあるからこそ、
次上手ににできる幸せがあるという物・・・。
写真は十分においしそうですよ。
↑プロに向かってヘンななぐさめですね・・失礼・・。

敗因!? は、ただひとつ。
皮面を焼く際に弱火でじっくりと私がお伝えしすぎているのが
いけないのかもしれないのですが・・・、火が弱すぎ。

理想を言えば、じっくり身に火が通るよう時間をかけ加熱し、
ちょうど裏返したい時点で、
フライパンと接着面である皮がカリッとしていること。

これは・・・
焼いている間に、皮面から油がにじみ出てきて、
皮とフライパンの間で、熱せられます。  
この温度が大切で、目標は揚げ物くらい
(焼けている面がパチパチと穏やかな音を出す程度 → ジュクジュクではありません)。
その熱せられた油が、魚からにじみ出てくる水分を蒸発させながら、
皮面につけた粉を揚げ物の様にカリッと・・という・・・話。


澤崎さんの場合、おそらく火が弱すぎて
皮とフライパンの間の油の温度が低すぎ、
水分が飛びきらずにまさに、低温で揚げて、
べたっとなった揚げ物状態 となってしまったのでは。

このような状態になったら、裏返す前に火を強めて、
皮面をカリッとさせてから裏返すと大丈夫。 
ようするに・・揚げ物の2度揚げの要領です。

この作り方でリベンジを! 
でもこういう現象の次に料理をする際は、火を強めすぎて焦がしてしまう!  
可能性が高いので、あくまでも・・・
「カリッと」を目標に火の調節をお願いしますね!

(上田淳子)

ビストロさわざき 本日も口福ナリ〜その8 鯛のポワレ キャベツのコンポート添え

今回は「鯛のポワレ キャベツのコンポート添え」です。
コラム形式でしっかりとコツが書いてあるのでじっくり読みました。
皮の部分がカリッと焼き上がるかがポイントの料理ですが、
さて、上手く行きますでしょうか?

付け合わせはキャベツのコンポート。
鯛の切り身に軽く塩、こしょうして、
皮面に小麦粉をうすくつけます。
フライパンを火に掛けると同時に、
鯛も皮面を密着させるようにフライパンにのせます。

合間にキャベツも加熱します。
皮面を弱火でじっくりということですが、けっこう時間がかかります。
8割位火が入ったら、ひっくり返して焼きます。
このくらいの焼き加減でいいのかな?

皿にキャベツのコンポートをのせ、上に鯛をのせて出来上がり。
なんですが、あれ、皮がカリッとしていないなぁ。
身はふっくらと焼けていたんですが…。

今回の反省点は二つ。
一番のポイントである、皮面をカリッと焼くことが出来なかったこと。
それと、キャベツをもう少し短く刻んだほうが良かったかなということ。
皮面はじっくり弱火で焼いたのに上手くいかなかった。なぜだろう。
上田シェフ、アドバイスをよろしくお願いします!

(澤崎信孝)

2012年6月1日金曜日

きちんとおいしい、が大事

今週と来週はレシピの更新をお休みさせていただきますが、
ブログは続けていきますよ!
…といいつつ、木曜日の夜を過ぎてしまいました…ごめんなさい。

先週、久々に「きちんとおいしいクイックレシピ」の更新をしたことを
書いていなかったので、今週はその話で。

今年の春からジャパニーズ&アジアンメニューをお届けしているDDCですが、
季節の変わり目(シーズンメニューのラスト)には、
別コーナーにも少しずつ新メニューをプラスしていく予定です。


先週は、タンドリーチキン。
これ、最初に作ってみたとき、本当にびっくりしました。
簡単に手に入るお手頃な値段の材料ばかりなのに
味がかなり本格的、そして超簡単!だったので。

今日は帰りが遅くなる、または疲れて
あんまり料理したくないな、という日、ありますよね。
そんな時は前日の夜か当日の朝に、これを仕込んでから出かければ
帰ってきてすぐオーブンに入れて、
その間に着替えたりお皿出したりしてる間に
出来上がってしまうといううれしさ。

何でもかんでもスピーディとか簡単とかパパッととかって
なんだか違うよなぁ、とは思うのですが、
やっぱり忙しいときは忙しいですもんね。
こういうメニューに助けられるシーン、私もすごく多いです。
で、きちんとおいしい、これが大事。

DDCのメニューは上田シェフのメニューなので、
そのへんは絶対に大丈夫です。
きちんとおいしいクイックレシピ、これからも少しずつ増やしていきます。
ぜひ改めてチェックしてみてくださいね。

(田村敦子)