2012年6月4日月曜日

鯛のポワレ 火加減のお話


澤崎さん・・・時には多少、うまくいかないことがあるからこそ、
次上手ににできる幸せがあるという物・・・。
写真は十分においしそうですよ。
↑プロに向かってヘンななぐさめですね・・失礼・・。

敗因!? は、ただひとつ。
皮面を焼く際に弱火でじっくりと私がお伝えしすぎているのが
いけないのかもしれないのですが・・・、火が弱すぎ。

理想を言えば、じっくり身に火が通るよう時間をかけ加熱し、
ちょうど裏返したい時点で、
フライパンと接着面である皮がカリッとしていること。

これは・・・
焼いている間に、皮面から油がにじみ出てきて、
皮とフライパンの間で、熱せられます。  
この温度が大切で、目標は揚げ物くらい
(焼けている面がパチパチと穏やかな音を出す程度 → ジュクジュクではありません)。
その熱せられた油が、魚からにじみ出てくる水分を蒸発させながら、
皮面につけた粉を揚げ物の様にカリッと・・という・・・話。


澤崎さんの場合、おそらく火が弱すぎて
皮とフライパンの間の油の温度が低すぎ、
水分が飛びきらずにまさに、低温で揚げて、
べたっとなった揚げ物状態 となってしまったのでは。

このような状態になったら、裏返す前に火を強めて、
皮面をカリッとさせてから裏返すと大丈夫。 
ようするに・・揚げ物の2度揚げの要領です。

この作り方でリベンジを! 
でもこういう現象の次に料理をする際は、火を強めすぎて焦がしてしまう!  
可能性が高いので、あくまでも・・・
「カリッと」を目標に火の調節をお願いしますね!

(上田淳子)

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