2012年3月22日木曜日

サイトデザインの裏話

こんにちは。編集担当の田村です。

今夜21時、新コーナー「季節のレシピ(和とアジア)」 の公開に伴い、
Delicious Dining Clubのサイトデザインが少しだけ変わります。

本日21時までのデザインです!
最初の頃、「レストランのサイトですか?」とよく言われました。
春夏秋冬の食材とお料理がフラッシュで見られる、
あまり日本語のない(笑)、このトップページ。
とても気に入っていた、この愛着のあるデザインは、
実は偶然見つけた、スウェーデンの音楽グループ
「The Real Group」のサイトを見て
「こういうシンプルでかっこいいイメージがいい!」と
ウェブデザイナーの徳永さんにお願いしたものでした。

The Real Group。こんな集合ポートレート、素敵ですね。
気に入っているのでがらりとは変えませんが、
ほんの少しだけ、親しみやすい方向に作り直しています。
レシピともども、どうぞお楽しみに!

今日は21時過ぎにもう一度、変更部分のご説明のためにエントリーを書きますね。
それでは後ほど!

(田村敦子)

2012年3月20日火曜日

器を洗う時は

 こんにちは。
 器とスタイリング担当の小山です。 

 
 20年近く使っていたお気に入りのプレートが大きく欠けてしまいました。
 我が家には珍しい柄モノだったけど、出番が多かったな。
 日本に入ってきたばかりのスペイン、サルガデロスのもので、
 白磁に藍色の色使いが日本ぽくもあり、でも個性的な柄で。
 わぁ~とときめいた当時を思い出します。
 
 チップさせた犯人は私。
 余計溜息が出ます。
 実はよくやるんです、洗っている時に。
 金継ぎに出した器もいくつかあります。
 
 あまりモノに執着しない質です。
 でも今回は、出会った時の気持ちがまだリアルに残っていて、
 久しぶりに凹みました。
 
 自戒を込めて・・・
 「洗う時は器を飛ばすほどの力はいりません」
  
 (小山佳子)

2012年3月19日月曜日

ローストビーフは熱い料理?

こんにちは、上田です。 
今日は、先日のビストロさわざき第3回のローストビーフの件。


敗因は、やっぱり、焼き上がった肉をオーブンの中で置いていたということ。 
冷めない状態に・・という思いからだったのでしょうが、
実は温かいと、肉を切った際に、やっぱり肉汁は出てしまうんです。

じゃあ・・・と思い出してください。
お店で食べるローストビーフ・・熱々でしょうか? 
実はそんなに熱くないと思うんです。
人肌程度肉汁があふれ出ない程度で、なおかつ脂は固まらない温度。
これくらいのローストビーフを温めたお皿にのせ、
熱くしたグレービーソースをかけるので
ローストビーフは熱いお料理と思ってしまうんです。

澤崎さん・・・次回は熱くするのはお皿とソース! 
ということで。リベンジしてみてくださいね。

(上田淳子) 

2012年3月16日金曜日

ビストロさわざき 本日も口福ナリ 番外編〜ビスコッティ

先日はホワイトデーでしたね。
昔は「マシュマロをお返しに」というキャンペーンがあったような気がしますが、最近は全く聞きませんね。どうなったんでしょうか。

私のお返しは、ビスコッティです。
お酒にも合いそうだし、オシャレだし、そんな理由だったと思います。軽いきっかけでした。


他にお菓子を作ったことはないのですが、何年か前に作ったら評判が良かったので、甘いもののお返しにしています。
今回は、DDCレシピではないので「番外編」ということで。

ココア、チョコ(ビター)、ベイキングパウダー、薄力粉、卵、砂糖、レーズン、アーモンドをボールに入れてまぜます。
今の時期は、乾燥しているので、若干つなぎの卵を多めに入れた方が上手くいく気がします。
棒状にのばしてパウダーシュガーをまぶして、オーブンで焼いたあと、適当な幅に切り、切り口を上にして、表と裏それぞれをさらに焼きます。
そうすることで、水分が抜けて、乾いた、なんと言うんでしょう、極端な例えですが、木琴のような、叩けば、「キン」と音がするような感じに焼き上がります。また、乾燥させると、日持ちもするようになります。





ココア、ビターチョコ、アーモンド、レーズンが入っていることで、ウィスキー、グラッパ、マールなど、ハードリカーにも良く合います。もちろん、コーヒーにも。

勿論、ウチにも作ったのですが、すでにあと2本しか残っていません。
味見で、ほんのちょっとしか食べていないのになあ。


今回は、差し上げた方々にも喜んで頂くことが出来たようです。

あなたも幸せ、私も幸せ。いいですよね。
本日も口福ナリ。ありがとうございました。

(澤崎)

2012年3月15日木曜日

DDC、来週リニューアルオープンです

こんばんは。エディターの田村です。
お久しぶりのご挨拶になってしまい、失礼いたしました。

さて、3月初めからリニューアルのため
レシピ更新をお休みさせていただいているDDCですが、
いよいよ来週、新デザインにて新シーズンをスタートします。


旬の食材を使ったレシピをご紹介しているSeasonal Recipesのコーナー、
シーズン1では、フレンチをベースにしたワインに合う料理をテーマにしてきましたが
シーズン2では、和食をベースにした「お箸で食べるレシピ」をお届けしていきます。


ワインもいいけど、ビール&日本酒もね!という向きにはうれしい、
「居酒屋DDC」的ノリの、簡単でしっかりおいしい和のレシピ。


今週初め、DDCチーム全員で話し合いの機会をもちました。
いろんなことを話し合ったのですが、決めたことのひとつに
「せっかくあるんだから、ブログをもっと頻繁に更新する!」ということがありました。
今後は、曜日担当を決めて、合言葉?の夜9時に合わせて
新しいエントリーをお届けできるように予定を組みましたので、
月、火、木、金の夜、よろしかったらメンバーのお話、読んでくださいね。

それでは、来週木曜夜9時スタート、「お箸のDDC」 どうぞお楽しみに!

(田村敦子)

2012年3月10日土曜日

料理の力


寒い冬にやっと終止符。春がそこまでやってきていますね。

いろいろ大変な1年でした。いろんな事を考えた1年でもありました。
でも、普通にできることの大切さも、その幸せも本当に心に染みた1年だったように思います。 
面倒なご飯作りも、食べてくれる人がいるからこそ。
同じ釜の飯を食べる人がいるから、そのご飯がおいしいということ。


うちめし・・そんな言葉もよく耳にしましたね。
外食ではなく、家でのご飯・・一昔前まではそれが当たり前の姿だったのに、
今では特別な言葉で表現されるのもまた、皮肉なもの。

東京では、常にあふれるように並んでいた食べ物が
スーパーの棚から一気に消えた姿も目の当たりに。
でも、思うんです。今までがぬくぬくと温室だったということ。


自分の食べることは自分で責任を持つ。
家族の食べるものをその家の食卓を担う人間が守る。
他人に任せっきりでは、いざというとき困るということ・・
身にしみた1年でもありました。


 あっという間に、食情報が氾濫し、
デパ地下、駅ナカとグルメが当たり前という姿が戻ってきておりますが・・・
あのとき考えたこと。少し思い出して襟を正したいですね。


おいしい料理は元気の源・・それを作れるということは、
元気を生み出せるパワーを持っているということ・・・。
 これからも、心と体を元気にする食事、大切にしていきたいですね。 

食べ方=生き方 という言葉が頭をよぎりました。  


これからも、作る人も食べる人も元気になれるように・・と
心を込めて料理提案をしていきたいと思っています。 

どうぞよろしくお願いいたします。

(上田淳子)

2012年3月5日月曜日

ビストロさわざき 本日も口福ナリ その3〜ローストビーフ

先日、親戚の結婚式で、家族が集まり、その後、ひさしぶりに兄弟で食事。
イタリアンに行ったのですが、そこの看板メニューが「肉」!
うまかった。
年齢的にも、もうそろそろ、
「ボリュームよりも質だぜ」と思っていましたが
「ガッツリ、美味しい」はありですね。

そこで今回は「肉」の塊、「ローストビーフ」


















 DDCのDining Column Vol.5になりますね。
まずは、「満天の塩、胡椒」。


ベイリーフ。新鮮なものが手に入りました。
表面に焼き色をつけます。ん〜この時点で既に美味しそう!
たまには、登場。
香味野菜を炒めます。

香味野菜を肉の上にのせます。
オーブンに。


金串で温度を確認。

アルミホイルにくるんで、常温で保温。
オーブンに入れた時間と同じ時間寝かす。


香味野菜を取り出して水を足し、
煮立たせた後、漉します。

塩、胡椒で味を整え、ソースの出来上がり。


いい感じなのだが、肉汁が出過ぎているような。
やはり、出過ぎ!











せっかく時間をはかって置いておいたのに、
肉汁が落ち着かなかったようです。
実は、途中で、他の用事をしている間があったので、
冷めそうで、余熱のあるオーブンに入れていたんです。
それがよくなかったのかな。
食べると、肉汁が抜けて
ジューシーとはいえない状態に。残念!
でも、でも、肉々しかったぞ。

ボルドーでしょ。




















肉!肉!と気がハヤって、トスカーナかボルドーか
どちらにするかぎりぎりまで考えていませんでしたが、
今回はボルドー。
ホースラディシュを添えるなら、
酸味のあるトスカーナが良いかも。
肉汁がちゃんと残り、しっとりとした肉には、
ボディもあり、タンニンもあり、
なおかつ、ニュアンスのあるものがほしくなりますね。
タンニンは脂を溶け込ます役割もあるようです。
焼いた肉には、ボルドー、合いますね。
やや南の、ローヌもいいですよね。
少し複雑味のある感じで、
ジューシーな肉が丁度あうはずでした。
結果的には、よりからっとした、ローヌがベターかも。

 今回は反省点が多く、リベンジを誓う。
リアル口福ではなかったかな。頭の中では、バッチリだったのだけれども。
次回はリア充を。食はリアルでなければ。
再度、挑戦。
(澤崎信孝)