ワインを飲み始めた頃は、どんなグラスで飲んでも
そんなに変わらないだろうと思っていました。
グラス屋さんの売らんかなのセールストークなんじゃないかと、
うがった見方をしておりました。
だから、いつも同じテイスティンググラスで飲んでいました。
ある時、ワイン好きの先輩のお宅で、
同じワインを違うかたちのグラスで飲ませてもらう機会がありました。
すると、全然違うんです。これが。
最初はテイスティンググラスで飲んで、
その後に大振りなグラスで飲んでみました。
香りの開き方がまず違う。開いていて、充満している、
こもっている感じといいましょうか。
味わいも空気と触れる面が広いので丸く滑らかになるんですね。
すぐにグラスを揃えたのは、言うまでもありません。
左から、ブルゴーニュ、ボルドー、赤ワイン、キャンティの各タイプ。 |
一番使うのは、デイリーユースの赤ワインタイプ。白もこれで行きます。
程よい大きさの万能タイプ。ブルゴーニュタイプは赤だとピノノワール、
白だとシャルドネ。どちらにも使います。
ボルドータイプは、ボルドーの赤やローヌの赤など。
フルボディで、色調が濃く、香りが濃縮されているものには、ボルドータイプを、
ミディアムからフルボディで、香りが華やかなものは、ブルゴーニュタイプを、
ミディアムボディで、酸のわりとあるものはキャンティタイプを、
という感じで使い分けております。
左から、ソービニヨン・ブラン、モンラッシェ、シャンパンフルート、リースリング。 |
シャンパングラスの泡の立ち上がる様は、見ていて飽きません。
泡の立ちやすいように底に細かい凹凸を入れてあるそうです。
リースリングタイプは、リースリングは酸の強さが特徴なんですが、
この形状が舌にあたる際に酸を柔らかく感じさせる作用があるそうです。
すごいですね。
どうでしょう、いろんなかたちを試してみる 気になってきませんか?
あ、私は、決してグラス屋さんの回し者ではありませんので。
(澤崎信孝)
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